茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (20)オナガ

画像を追加しました。2019年9月11日撮影。柳島海岸の雑木林の中。
かつてはどこでもよく見かけましたが、最近はとんと見ません。
茅ヶ崎北部の小出地区に住まいの芹沢七十郎会員も同じように言っていました。

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

額から後頭部にかけてベレー帽をかぶったように黒く,喉は白い。
翼は淡い青色で、背と体下面は灰色だが、脇から下腹は色が淡い。
長い尾羽は淡い青色で先端白く,嘴と足は黒い。繁殖期は主に昆虫類を捕食し、非繁殖期は植物の実を求めて群れで移動する。

茅ヶ崎では、海のそばでも、市街地でも、小出地区の丘陵地でも普通に見ることができる。
名前の元になった長い尾羽が特徴で、姿はスマートだが鳴き声はうるさい。
Wikipediaによると、
「日本では分布を狭めており、1970年代までは本州全土および九州の一部で観察されたが、1980年代以降西日本で繁殖は確認されておらず、留鳥として姿を見ることはなくなった。現在は本州の福井県以東、神奈川県以北で観察されるのみとなっている。わずか10年足らずで西日本の個体群が姿を消した原因はまったくわかっていない。」
そうである。

photo&report 杉山 全会員
撮影場所 柳島海岸


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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (19-1)オオヨシキリ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】


ギョ ギョ シ ギョ ギョ シとにぎやかにさえずる。
夏鳥として渡来、湖沼のヨシ原や河川敷などに生息し、動物食で主に昆虫類を捕食する。繁殖期にはなわばりをつくるが、一夫多妻。ヨシの茎や葉を組み合わせたおわん形の巣をつくる。
最近はヨシ原が少なくなり、この鳥の鳴き声を聞くこともまれになった。

鳴き声は大きいが、ヨシのかげに居ることが多いので、素人目で見つけるのはなかなか難しい。
小出川の下流付近の様子。上流(北)をむいて撮影。
柳島のあたりが都市化する以前は、低湿地にたくさんのヨシがはえていて、ヨシズを編む仕事が行われていた。

photo&report 杉山会員
撮影場所 小出川河畔

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (18)オオバン

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

バンという野鳥に比べて体が大きいところからその名が付いた。バンはハトくらいの大きさという。
バンとオオバンの違いは、体長のほかに、バンの頭の前面とくちばしは赤く、オオバンは写真のように白い。
ともに小出川で見られるので、淡水にいる水鳥。

全身黒くてずんぐりした体形の水鳥、最近よく小出川で見られる。
繁殖力が旺盛で年に2回、ときには3回繁殖することもある。湖沼・河川・水田など湿地帯を好む。植物食傾向の強い雑食で主に水生植物を好み潜水や逆立ち採食もする。魚類、昆虫なども食べる、と説明されている。

ゾロゾロとお出かけ
集団で食事に出かけるところ(らしい)。
水にもぐるのが得意。
みずかきに都合の良いように進化した指を見て下さい。
小出川の下流。この流れの先は相模川の河口につながり、海に注ぐ。
オオバンはこのような環境の中にすんでいる。
川に平行して新湘南バイパスが通る。

photo&report 杉山会員
撮影場所 小出川


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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (17)オオミズナギドリ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

繁殖期のほかは海上で生活する。滑翔して、ゆっくりとした羽ばたきを交えながら、海面低くを、左右に翼を傾けて飛び回り、餌の群れを見つけると遠くからもたくさん集まる。(Wikipedia)

最も普通に見られるミズナギドリ類。日本で見られるミズナギドリでは最も大きい。
日本近海に生息し、陸地からも観察できる。群れで生息し、体上面は黒っぽく、体下面は白っぽいため、黒と白の鳥が混在しているようの見える。

全長48cmほど、翼開長120cmほど。体重440-545g。(Wikipedia)
オオミズナギドリが群れ飛ぶ茅ヶ崎の海。画面の左端に見えるのは三浦半島。柳島の海岸から。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸


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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (16)オオソリハシシギ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

コンニチワ! 皆さん!

長い嘴が上に反った大形のシギ。
春、秋の渡りの時期に柳島海岸で見られる。水辺を歩きながら長い嘴を泥に深く差し込み、ゴカイ、カニなどを捕食する。
人口衛星による追跡調査で、9日間飛び続けて太平洋を縦断し、アラスカからニュージーランドまでの約1万1000㎞を無着陸で飛行した個体がいることがわかったそうである。

今日のごちそうは何かな?
くちばしが反っているでしょう。そこから私の名前が付きました。
1万キロ以上を飛び続けることができるのですよ。しかしそうは見えないでしょう。
オオソリハシシギはこのような所で見ることができます。右手のずっと奥に江ノ島が見えています。(柳島の海岸)

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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