茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (73) ホウロクシギ

相模川の河口に大きな干潟があったころ、たくさんの野鳥たちがやってきて、観察地として知られていました。
干潟はなくなりましたが、杉山会員は2010年ころから河口近くで見られる野鳥を撮影してきました。たくさんの画像の中から五十音順に紹介します。
解説は、Wikipediaなどから引用した部分もあります。
(編集子)

2015年5月、10日間ほど柳島海岸で観察出来た。
長い湾曲したくちばしが特徴。日本に渡来する最大級のシギ。
干潟などで歩きながら長い嘴を巧みに使って主にカニを捕食する。
褐色の体色が、炒められて焦げ目の入ったほうろくに似ていることが名前の由来。
衛星追跡により越冬地と繁殖地の間の太平洋をノンストップで一気に越えて渡ることが解明された。

カニを捕らえた

Wikipedia
シベリアやカムチャツカ、中国東北部で繁殖し、冬期にフィリピンや台湾、オーストラリアなどへ渡り越冬する。
旅鳥として春と秋の渡りの途中で渡来する。西日本では少数の個体が越冬する。北海道では夏季の観察例もある。
日本の干潟が少なくなるとともに、日本で確認される渡来数も減少している。

photo & report 杉山会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (72) ヒヨドリ

相模川の河口に大きな干潟があったころ、たくさんの野鳥たちがやってきて、観察地として知られていました。
干潟はなくなりましたが、杉山会員は2010年ころから河口近くで見られる野鳥を撮影してきました。たくさんの画像の中から五十音順に紹介します。
解説は、Wikipediaなどから引用した部分もあります。
(編集子)

平地林から山地林、市街地、公園、人家の庭先などの環境で普通に見られる。「ヒィ―ヨ、ヒィーヨ」となきながら飛びまわる。
数回羽ばたくと翼をたたんで滑空するため、飛ぶ軌道は波型になる。
雌雄同色。頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、頬に褐色の部分があり、よく目立つ。また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。

カワズザクラの蜜を吸いにきた

雑食性で、昆虫類、植物の実のほか、花の蜜を好む。なわばり性が強く、同じヒヨドリでも他の鳥でも追い払う。
可愛いメジロのために、庭先にミカンを挿しておくとすぐにやって来てメジロを追い払う。

柳島海岸でのヒヨドリの渡り(2016.10.23)

秋に大群をつくって渡りをする。柳島の海岸でもよく見る光景。
どこに行くのだろうか。

畑のきらわれ者

集団で畑に現れ、キャベツやブロッコリー、イチゴ、ミカンなどを食い荒らす。

photo & report 杉山会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (71)ヒバリ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。 【杉山 全】

柳島の向原の畑でも春には天高く、さえずり声が聞かれたが、最近は聞くことが少なくなった。周囲よりも高い場所にとまってさえずることも少なくないが、上空を飛翔しながら、長時間にぎやかにさえずる。
農耕地、草地など開けた場所を好み。主に地面を歩きながら昆虫類を捕食する。
晴れた日を選んで飛ぶことから「日晴れ鳥」とよばれ、「ヒバリ」に転じたといわれる。
柳島しおさい公園で子育て中のヒバリに出会った。


手すりや杭などのチョットした高い場所でもさえずる
しかし何と言っても高空でのさえずりがヒバリらしい
子どもに口移しでえさを与えている
この3羽も親子かも知れない

photo & report 杉山会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (70) ヒドリガモ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。 【杉山 全】

オスは頭部のくちばしの上がクリーム色、くちばしはグレーで先端は黒い。
飛ぶときは翼上面の雨覆と下腹の白が目立つ。
メスは全体に赤みのある褐色。雌雄ともに赤みが強いのが名前の由来。
湖沼、池などに生息するが、海上で観察される。
目の後ろが緑色に光っているのは、アメリカヒドリガモ。ヒドリガモに混じっている。

ペアのヒドリガモ
首が緑色はアメリカヒドリガモのオス

ユーラシア大陸の北部の寒帯地域やアイスランドで繁殖し、冬季はヨーロッパ、アフリカ北部、インド北部、中国南部、朝鮮半島、日本などに渡り越冬する。日本では冬鳥として全国に渡来する。越冬時は、湖沼、池、河川、河口、海岸、干潟などに生息する。
数百羽の群れになることもある。
食性は植物食であるが、水生昆虫や軟体動物を食べることもある。潜水して捕食はせず、水面に浮かぶ植物の葉、茎、根、種子等を採食する。また、岸や中洲に上がって陸上の植物も食べる。昼間は群れで湖沼の中央や陸地に上がって休息し、夕方から明け方にかけて水田や河川などの餌場に向かい採餌することが多い。
【Wikipedia】

水辺に飛び上がって餌をとりに行くところ

photo & report 杉山会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (69) ヒクイナ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。 【杉山 全】

顔から腹にかけて、火にように赤いクイナ。
水田、湖沼、湿地などに生息し、明るい場所に出てくることは少ない.ヨシ原の縁などを歩きながら昆虫類を食べる。
撮影したこの日も日陰にいたところを撮影したので赤い色がとらえられなかった。

photo & report 杉山会員

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