2020年から46年前の風景 南湖の地引き網

1974年5月2日撮影
茅ヶ崎市南湖の海岸

地引き舟

茅ヶ崎では江戸時代から地引き網漁が盛んでした。
主に捕れていたのはイワシの類で、太陽に干して干鰯(ほしか)に仕上げていました。
干鰯は食べものではなくて、田や畑にいれて肥料にするものでした。相模国の中央部に広がる農村部で消費されていました。
昭和の時代になるとその干鰯の生産はしだいになくなりました。
そして地引き網は、お客さんを呼んで行う観光漁業の中で続けられていました。

漁に出る前に、網(地引き網)を整えて船に積み込みます
出漁です
浜から海へ舟を押し出します
今日はどんな魚がとれるかな
沖に出るとグルリと回りながら網をおろしていきます
網を張り終わると舟を戻します
舟はバックしながら砂浜に乗り上げます
舟が着くと網から延びている綱を引きます
この日のお客さんはどこかの子ども会のようでした

photo & report 平野会員

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