茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (52)タゲリ 

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。  【杉山 全】

何時のころからでしょうか。
茅ヶ崎市西久保の、冬の田んぼにタゲリが来ていました。
もう20年近く以前になりますが、その様子を撮影していましたので紹介します。
最近はその姿を見たという話は聞きません。

タゲリ

茅ヶ崎では、西久保の「タゲリ米」で有名になった鳥。タゲリの来る田で収穫した米をタゲリ米と呼んでいました。
歌舞伎役者のくま取りのような顔と、まげのように長い冠羽が特徴のチドリ類。
農耕地、水田、草地などの見通しのよい開けた場所に群れていることが多く、比較的乾いた環境を好むと言われています。
数歩歩いてはすっと立ち止り、足で池面を細かくたたくような動作をしながら昆虫を捕食します。

 

田んぼで捕食するタゲリたち
夏にユーラシア大陸の中部で繁殖し、冬には越冬のために南の国に渡りますが、関東地方も越冬地の一つになっています。

「北部の丘陵編」に収めた平塚市内で撮影のタゲリはこちらをクリック

photo & report 杉山会員

茅ヶ崎の野鳥たち―目次―
フロントページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です