茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (42)コシアカツバメ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。  【杉山 全】

柳島では、巣作りの場所がどこかが話題になっていて確認が待たれる。
水たまりに、巣の材料の泥を取りに来ているのが見られた。近くで営巣しているようだ。
西日本に多く、東日本ではまれといわれるが、柳島あたりでは以前から見られている。
沿岸部を好む傾向があり、建造物の比較的高い場所に巣を作る.ツバメのおわん形の巣と異なり、出入り口が細長いとっくり形やつぼ形をしている。
動物食で飛翔しながら空中の昆虫類を捕食する。

1983(S58)年5月から6月にかけて浜見平団地内の総ての塔屋を回り、コシアカツバメの巣を調べた記録があり、1984年2月刊の『資料館だより』№52(茅ヶ崎市文化資料館発行)に掲載されている。
執筆者は、当時茅ヶ崎第一中学校の3年生だった関野 樹さん。  

このとき、鶴が台団地も同じように調査されているが、浜見平団地では227例の巣の跡が数えられ、その中で、コシアカツバメの巣と断定できないもの89、コシアカツバメの巣であるが使われているかどうか不明のもの23、使用中のもの3、壊れているもの105、スズメが使っているもの7例と記されて、巣はどれも塔屋の最上階の階段の踊り場の天井に設けられていたと報告されている。

ツバメよりも大型
飛んでいる方は虫をくわえている
泥の中から見つけたようだ
餌とするのは主に虫の類
飛びながらも、飛んでいる虫をキャッチする
巣の材料の泥をくわえて運ぶ
ツバメの聞きなしは「土食って 虫食って 渋ーい」    
泥を運ぶ様子から、そうなったようだ
手前がコシアカツバメ
向こうの3羽はイワツバメ
共に同じように泥を運搬中。

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photo & report  杉山会員

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