茅ヶ崎の野鳥たち 北部丘陵編 (028)ルリビタキとタイワンリス

冬の使者、ルリビタキが帰って来ておりました。
という投稿が、この北部丘陵編に小出地区で見た野鳥を送ってくれる朝戸夕子さんから届いた。
なんと良いチャンスと絵柄でしょう。なかなか撮れない写真です。

夏には高地の山林で繁殖し、冬になると茅ヶ崎あたりの平地にも降りてくる。
ジョウビタキと同じ仲間だが、ジョウビタキの方がよく見かける。

ブルーがとてもきれい。
オスは成長するとこの色になり、メスと若いオスはしっぽの先だけがブルー。

2021年12月15日にも北部丘陵編に010の番号で掲載している。
こちらにはメスも紹介してあります。


タイワンリス

朝戸さんは、ルリビタキと一緒にタイワンリスの写真も送ってくれた。

かつて鎌倉市や江ノ島で悪名を売って、今は茅ヶ崎にも住み着いている。
農作物を荒らすのはいつものことだが、ネット情報では野鳥の巣なども襲うとあった。
ニホンリスの生息にも影響を及ぼしているとも書いてあった。
在来の自然に悪さをする外来の動物、植物は困ったものだが、彼らを日本に持ち込んだのは結局私たち人間なのだ。
知らぬうちに連れてこられたうえに「困ったもんだ」と言われて、「自分の方こそ困ったもんだ」と言いたいのかもしれない。

photo 朝戸夕子
report 芹沢七十郎

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (027)シマゴマ

10月のある日
庭先にかわいい声で鳴く 見たことの無い鳥に会いました。
その後、数日間、堤や 芹沢あたりで何度か見ました。

その鳥の名を、鳥に詳しい方に聞いたところ、どうやらシマゴマという鳥みたいだとのことでした。
シマゴマは春先に日本海側で稀に見られる鳥だそうです。異常気象のせいでしょうか?

Wikipediaにこの鳥について、次のように書いてありました。

分布
ロシア東部のバイカル湖付近から沿海州、サハリンに夏鳥として渡来、繁殖し、冬期は中国南部から東南アジアに渡り越冬する。

日本では旅鳥として春に記録されるが数は少ない。
主に日本海側で観察されているが、全て単独での記録である。

形態
全長約13cm。額から尾にかけての上面は褐色で、尾は赤みがかった褐色である。腹部は白色。頸の両側、胸、脇にオリーブ褐色の鱗状斑があることが本種の特徴である。

生態
平地の低木林や竹林の中にいるが、薄暗い場所を好むうえに体が小さく体色が地味なこともあって姿を見つけることは難しい。さえずりで本種の存在がわかる。
さえずりは「ヒュルルルル」とコルリに似た声を出すが、やや震えていて声量に乏しい。

photo&report  朝戸夕子

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (026)ツツドリ

秋のある日
ツツドリが来ました。
モズと何か 話し合ったのち
モズが、飛び立ちました。

秋には あの独特の鳴き声を発してはくれないそうで、聞けずに残念でした。

芹沢と堤 あたりに、しばらく滞在しておりました。

Wikipediaに次のように書いてありました。

分布
シベリアから中国南部、ヒマラヤ地方で繁殖し、東南アジアからオーストラリア北部にかけての地域で越冬する。日本には夏鳥として渡来し、四国以北で繁殖する


生態
平地から山地の森林内に単独で生息するため姿を見る機会は少ないが、渡りの時期には都市公園などにも姿を現す。樹上の昆虫類を捕食し、特にケムシを好む。地鳴きやメスの鳴き声は「ピピピ…」と聞こえるが、繁殖期のオスは「ポポ、ポポ」と繰り返し鳴く。


他のカッコウ科の鳥類と同様に自分で卵や雛の世話をせず、森林内で繁殖するウグイス科の鳥類に托卵する。

小出(芹沢・堤)に現れたツツドリは、もっと南の国に行く途中だったのでしょう。

photo&report  朝戸夕子

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (025)コアオアシシギ

彼岸花の咲く頃 芹沢の田んぼに コアオアシシギが来ました。
片足を怪我しておりましたが 元気に餌を捕まえては食べて
数日 滞在し、渡っていきました。

とても綺麗な鳥でした。

Wikipedia には次のように出ています。

主にロシア南部から中央アジアにかけての地域で繁殖する。
冬季はアフリカ中部から南部、インド、東南アジア、オーストラリア等に渡り越冬する。

日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に本州、九州、沖縄に見られるが数は多くない。越冬する個体もいる。

越冬時は、海岸近くの水田や、湿地、干潟等に生息する。日本には単独か数羽の群れで渡来することが多い。繁殖期には、湖沼や湿地の側の草地などに生息する。

食性は動物食で、水生昆虫や、甲殻類、貝類などを捕食する。

目的地に無事に着いたでしょうか。

photo&report  朝戸夕子

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (024)エゾビタキ

芹沢で撮影しました。

Wikipediaには次のように説明してあります。

夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬する。

日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来する。一般的に秋の方が通過数が多く、各地で普通に見られる。

渡りの時期は、平地から山地のやや開けた明るい林に生息する。市街地の公園でも観察されることがある。単独もしくは10数羽の小さな群れを形成して生活している。

食性は主に動物食で、昆虫類等を食べる。樹先等に止まり、飛翔している昆虫目掛けて飛翔し捕食する。また、秋の渡りの時はミズキの実を食べたりもする。

秋の渡りの途中で茅ヶ崎に立ち寄ったのです。
鳴き声が聞きたくてYouTubeで見てみましたところ、鳴き声は、私たちに聞こえないくらい小さかったです。
同じ個体ですが、もう一枚画像をあげておきます。


photo  朝戸夕子
report 芹澤七十郎

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