茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (35)キンクロハジロ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。
生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    杉山 全
 

たまに相模川河口でも見られる。
オスの白黒ツートンカラーと冠羽がめだつカモ類。
ハジロとは「羽白」のことで、翼を広げているときその一部が白いことからその名が付いた。
メスは全体にこげ茶色で短い冠羽があり、体下面は色がやや淡い。

オス
メス

「キンクロ」は目が金色で、頭から胸までの黒色が目立つところを言ったものではないだろうか。

シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、中近東、インド、中華人民共和国東部などへ南下し越冬する。日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する。(Wikipedia)
掲載した画像はどれも2016年3月、4月に撮影したのでふるさとへ帰る途中で茅ヶ崎の柳島に寄ったということになる。
今も来ているのだろうか。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸
 

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (34) キョウジョシギ 

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。
生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

体上面の赤褐色が目立ち、着物を着た女性のように見えるのでこの名前があるといわれている。「キョウジョ」は「京女(京都の女)」の意味かも知れないが、体の色からは「狂女」のようにも思えてしまう。
岩礁海岸、干潟、砂浜などの沿岸部、水田などの内陸部でも見られる。

 

オ! オレたちを撮ってるぞ 気をつけろ
と言っているみたい。
シギ類としては足も首も短くずんぐりした体形、下を向いてとことこ歩きながら、水辺の小石などを嘴でひっくり返して食べ物を探す。

ユーラシア大陸北部、北アメリカ北部のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は南アジア、南アメリカ、アフリカ、オーストラリアなどに渡り、越冬する。
日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時に多数飛来する。南西諸島では越冬するものもいる。【Wikipedia】

岩場の海草にひそむ虫などを食べているのだろう

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸


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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (33)キセキレイ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

柳島海岸ではあまり見かけることのない鳥だが遭遇した。
体下面の黄色が鮮やかなセキレイ。
繁殖期は山地や亜高山帯の河川、渓流に生息し、崖のくぼみなどに営巣する。
昆虫食でフライングキャッチしながらの捕食もよく見せてくれる。
セキレイの仲間では、ほかにハクセキレイもよく見かける。

長い尾を上下に振る姿が特徴

小出川沿いにいた幼鳥

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸  小出川

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (32)キジバト

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

カメラ目線で見つめられてしまいました。

市街地でも普通に見られる身近な鳥の一つ。
キジのメスの羽色に似ているのでこの名前が付いたそうだ。
鳥類は、ヒナが食べる餌が豊富にある時期しか繁殖できないが、ハト類は親鳥が体内で分泌する物質をヒナに与えるので、親鳥が十分に採食できればいつでも繁殖できる。

住宅の庭先にもよくやってきます。
かわいいという程ではないが、おっとり構えた動きがなんとなくユーモラス。

つがいと思われる二羽でいるところを見ることが多い。
繁殖期が他の鳥より長いということが関係していると思われる。
それにしても仲の良いことは良いことだ。それも夫婦仲の良いということは。
見習わなければいけないか。

庭にもやってくるし、庭木に巣をかけることもありますが、こんな林の中にすんでいます。
林は砂防林。画面左手は相模湾。
向こうが西で、隣まちの平塚市を越して、遠くに見えるやまなみは箱根連山です。

地図であらわすとこんな具合になっております。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編  (31)キジ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

キジのつがい

日本の国鳥。
相模川河口やゴルフ練習場に平成28年(2016)から目撃されるようになった。
平成29年には2羽のヒナが見られたが、巣立たのは1羽だった。
繁殖期にオスは「ケン、ケケ-ン」と叫ぶように鳴き、縄張りを宣言する。
そして翼を素早く羽ばたかせてブルッブルッという羽音を出す。これを母衣打ち(ほろうち)という。メスを呼ぶ求愛行動でもある。

ほろうち
後ろにある網はゴルフ練習場の玉よけ網で、捕らえられているわけではない。
縄張りを闊歩(かっぽ)するオス
繁殖期には目の周りの赤い肉腫が肥大化して目立つ。
メス
初夏のころに卵を産み、ヒナが孵(かえ)る。
やがてそのヒナたちも大きく育つ。
キジは広く開けたところを生活の場所にしている。
柳島ではゴルフ練習場がお気に入りのようだ。 
茅ヶ崎北部の丘陵地帯では畑の中で見ることができる。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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