茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。 【杉山 全】
黄色いアイリングが目立つ、日本最小のチドリ。
柳島海岸やしおさい公園などで見かけた。
水田や河川など主に淡水域の水辺に生息し、砂れき地や埋立地の地上に営巣する。
地上を歩きながら昆虫類を捕食する。
巣立ったヒナを連れているときなどに天敵が近づくと、親鳥はヒナを守るため、自らが傷ついているかのように,天敵の注意をひきつける擬傷(ぎしょう)行動を見せる。
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千鳥の季語は冬。
しかし、チドリの仲間は暖かい季節に日本に渡って来てこどもを育てる。
「青い月夜の浜辺には 親を探して鳴く鳥が
波の国から生まれ出る ぬれた翼の銀の色…」(童謡 浜千鳥)
「ちんちん千鳥の啼く夜さは 啼く夜さは
硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い…」(童謡 ちんちん千鳥)
歌にうたわれる千鳥は、哀しいメロディーで寒い夜を思わせる。
千鳥のイメージは、冬、夜、寒さ、寂しさ。
しかし実際のチドリは夏の鳥。
photo & report 杉山会員
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