小田急線の鶴間駅から①旧矢倉沢往還を北東に進み、②日枝神社、③伊勢社、④諏訪神社を訪ね、江戸時代の下鶴間宿に出て、⑤鶴林寺のあと、⑥大和市ふるさと館を見学して昼食を取り、⑦観音寺から境川沿いに下って⑧深見城址を見学しました。
史跡めぐり当日に参加者に配布した資料はこちらをクリックすると見ることができます。
①旧矢倉沢往還
鶴間駅を出ると数十メートルのところにバスの発着所があり、先がYの字になっているので左にたどると矢倉沢往還です。この道を東に進み諏訪神社を目指しました。
江戸の赤坂御門から南足柄の矢倉沢に至り足柄峠をへて沼津に通じる、東海道の脇往還として重要な往還でした。
②日枝神社
赤い鳥居の日枝神社です。
『新編相模国風土記稿』(次からは『風土記稿』と表記します)には「山王社」とあります。
③伊勢社
伊勢講が盛んだったころ、お伊勢参りの折に勧請した神社だったのではないでしょうか。
④諏訪神社
下鶴間地区の鎮守です。コース下見の日は七五三の参拝者がありました。
この神社は相模国式内十三社(平安時代)の一つである岩楯尾神社(いわだておじんじゃ)と主張しています。
神奈川県内に同じ主張をしている神社が『相模風土記』によると、他に4社あります。
「元宮」
社殿彫刻
地神塔と、読めない文字がある舗装工事奉納の碑
⑤鶴林寺
⑥下鶴間宿と大和市ふるさと館
⑦観音寺
坂井川沿いに下り、深見城址を目指します
⑧深見城址
城跡の様子
以上で大和市下鶴間の下鶴間宿近辺と深見地区の深見城址の探訪報告を終わります。
歩いた距離は長かったですが、収穫の多い史跡・文化財めぐりでした。
photo maeda hirano
report hirano