柳島海岸の崩落と修復工事を追う④ 2021.03.03

柳島海岸またまた崩落 2021.02.17-03.01

柳島海岸で崩落が続く

柳島海岸のサイクリングロード脇の崖で崩落が続いています。
海岸で撮影を続けている前田会員から送られた写真で見てみます。

下の2枚の写真は、1月27日に崩れ落ち、その後緊急の工事が行われた様子です。
このことは2021.02.13に「柳島海岸 また崩落」で投稿しました。
重複しますが、下の写真の2枚がそうです。

2021.01.27に崩れ落ちた様子
2021.02.14、緊急工事で波元(なもと)に土嚢が積まれた様子

その復旧工事が終わった2月14日から3日後、関東地方に強風が吹き、崩落現場の波元を高波が洗った

2021.02.17~18日に春の強風が吹きました。その様子は2月18日に「海が荒れる」で掲載しました
この高波で、先に崩落し、緊急の復旧工事が行われた崖がまた崩落しました。

強風・高波
高波に洗われてふたたび崩れた様子
散乱しているのは、先の崩落の時に、復旧のために積まれた土嚢
崩れた崖をサイクリングロードから見る
写真の向こう側は西で、伊豆半島が横にのびている
海に張り出しているのは養浜事業で設けられた石積みの護岸
その手前の、石積み護岸がない崖地が崩れている 
海岸の浸食が進んでいることがわかる

そしてまた復旧工事が行われる

2月25日から復旧工事が始まりました。

復旧工事は、前回と同じく砂を詰めた土嚢で崩落を防せごうという工事のように見える
崩落現場に積まれた土嚢

復旧工事終わる

土嚢を積んだだけの仮の復旧工事だったのかも知れませんが、2月末には終了しました。

 

石積み護岸から撮影
復旧工事はまだ続くのだろうか

海岸浸食は地球的規模の問題

海岸浸食は今の日本にとって大きな問題だということがわかります。 
あるいは地球規模的な問題なのかも知れません。

2021年3月2日(火)朝日新聞 朝刊4頁にあった記事が目にとまりました。
3月1日の衆議院予算委員会で、古本伸一郎氏(無所属)が、
カーボンニュートラル「10歳にも分かる言葉で」
と、小泉進次郎環境相に問いかけたという記事でした。
小泉環境相は、この言葉について次のように説明したそうです。
「気候変動対策が成果を上げなければ、今世紀中に(地元の)横須賀だけでなく、日本全国の8割以上の砂浜が消える」とし、「すべての再生可能エネルギー前提の社会になるということ」

photo 前田会員
report 平野会員

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日の出の位置が動く 2021.02.19~02.28

江ノ島に巨大ロボット出現

前田会員から送られてきた画像。
前田会員は柳島海岸でほぼ毎日撮影している。

この朝、ロボットが現れたとのメールに、この写真が付けてあった。

新作映画の撮影でもやっているのだろうか。

巨大ロボットの向こう側からのぼる朝日が、だんだんとロボットに近づく
右側の矢印をクリックしてみて!

②の写真で、江ノ島は端っこがちょっと写っている。
③、④の写真で、太陽がロボットに近づいた。
⑥の写真で、太陽が江ノ島にかかった。
⑧の写真で、太陽がロボットにかかった。
⑨の写真で、太陽がロボットを通り越した。
⑩ 太陽はどこまで行くのだろう。

さて このロボット何だろう?

photo 前田会員
report 編集子

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ちがさき富岳100景 富士見橋から見る冬の富士山 2021.02.19

茅ヶ崎には「富士見○○○」と名の付く地名に「富士見町」の住居表示があり、橋では「富士見橋」があります。
富士の姿が美しく見える茅ヶ崎。同様の名前が付いた場所など、ほかにもご存じの方は教えて頂ければありがたいです。

その一つ、富士見橋から見える冬の富士山を紹介します。

その位置は次の地図でご覧下さい。

photo & report  尾高会員

お知らせ
① 茅ヶ崎市民文化祭のオンライン動画配信

茅ヶ崎郷土会は2020年11月、市民文化祭に参加して「2019年度事業の写真展(史跡文化財巡り・相模川河口付近の野鳥たち)」を行いました。
その様子を伝える動画がYouTube(ユーチューブ)で公開されています。
パソコンなどで見ることができます。こちらをクリックして下さい。

② こどたん2021 (茅ヶ崎市民活動サポートセンター)

上記のサポートセンターが行っているこどたん2021に茅ヶ崎郷土会も参加しています。

どきどきチャレンジクイズ その2(茅ヶ崎のむかし)
 郷土会の「ちがさきカルタ」を使って、15問ある子ども向けクイズです。挑戦!アタック!
ちがさき動画 市民文化祭のオンライン動画を見ることができます。
参加団体紹介 茅ヶ崎郷土会を子ども向けにPRしました。



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柳島海岸の崩落と修復工事を追う③ 2021.02.17-18

海が荒れる

17日(水)、午後の強風はすごいものでした。
16日から17日にかけて低気圧が北上するため、日本海側では大雪の大荒れ、太平洋側では強風に注意との予報が出ていました。ラジオは、瓦屋根が飛ぶ可能性があるともいっていました。
久里浜と千葉県金谷を結ぶ東京湾フェリーも止まっていたようです。

茅ヶ崎の海も荒れていて、高波は翌日の18日まで続いていました。

姥島の岩礁を隠す高波

いつもは早朝から釣り人が姥島に渡っているのですが、17日には、その姥島を高波が洗っていました。

崩落現場の、緊急工事が一段落したところを波が襲っていました。

砂浜にはきれいな風紋ができていました。

photo 前田会員
report 芹澤七十郎

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南湖(なんご)の仲町 西組講中の稲荷講 2021.2.11

2月の初午(2月になって最初の午の日)には稲荷様を祭ります。
今年の初午は2月3日でした。
しかし、南湖3-4-6にある稲荷神社では11日に稲荷講が行われました。
この神社は、南湖上町と仲町の西講中と東講中の三組の稲荷講中で祭っていて、この三組が順番交替で祭礼を担当します。仲町西組は2018年に行い、また今年、当番が回ってきました。

海に面している南湖には、以前は漁業にたずさわる人たちが大勢住んでいました。
お稲荷様は農業の神様でもありますが、漁村でも多くの家々で祭られています。
個々の家には屋敷稲荷を祭り、また十数軒が講中(こうじゅう)を組んで祭っています。
昔、講中では、その中の一軒が交代制のやど(宿)となり、講中が集まって飲み食いをしました。これを稲荷講(いなりこう)といいます。
昔はそのときにオハケサンという祭壇を縁先に作りました。

上の左側のスケッチは『茅ヶ崎に伝わる稲荷講』(三橋伊勢松著 茅ヶ崎郷土会 印刷時は不明)から取りました。
右側の写真は、南湖の下町のM家がヤド(宿)をしたとき縁先に作られたオハケサンです。『茅ヶ崎市史』3(考古・民俗編 昭和53年-1978-3月茅ヶ崎市刊)の564頁に掲載されています。
同じ頁に次の様な解説が付けてあります。約40年くらい前の様子です。
漁村では三日もかけて稲荷講を盛大に催したという。宿の縁先に、オハケサンという祭壇をつくり、早朝に海から取ってきた砂を敷く。油アゲ・カケノウオ(掛けの魚)・赤いご飯が欠かせない供え物である。オハケサンにはオヤス(藁で作った筒状の容器)もつける。子どもたちにとっても楽しい祭りであって、夜、子ども同士集まって、太鼓をかついで叩きながら、縄ばりの中を歩いた。

時代が変わって、最近は講中を解散するところもあるようです。
オハケサンを作る民俗はもうないものと思われます。

photo 稲荷神社の稲荷講 尾高会員
    オハケサンの画像など 芹澤七十郎
report 芹澤会員

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