南湖のナノカビ 2019.07.07(日) 

ナノカビは漢字を当てると「七日日」
南湖中町 八雲神社の浜降祭準備

南湖中町の八雲神社の参道入口に蛇(龍という人もある)の形をしたしめ縄が張られた。
参道の突き当たりが八雲神社。

7月になると茅ヶ崎では各所で浜降祭の準備が始まります。
今は海の日に行っていますが、江戸時代末期は、浜之郷村にある佐塚明神社(さづかみょうじんしゃ)の例祭として、「六月二十九日午時〈うまの時、現在の正午ころ〉浜下りとして茅ヶ崎村海浜まで出輿す」(『新編相模国風土記稿』浜之郷村)と書かれており、太陰太陽暦の6月29日が祭日でした。 浜降祭祭日の7日前の日を南湖ではナノカビ(7日日)といい、この日に祭りのためのしつらえを行います。今年は、7日の日曜日をナノカビに当てて、雨の中で行いました。

八雲神社の鳥居にも蛇のしめ縄が取り付けてある。しめ縄は2本見えるが、下は普通のしめ縄で上段が蛇の形をしたもの。
参道入口にあるものも、向かって右側が頭。海の方を向けてあるという。

『南湖郷土誌』(平成7年茅ヶ崎市教育委員会発行)の138ページに、この蛇の形のしめ縄について、次のように書かれています。
蛇(じゃ)飾り
茶屋町を除く四チョウナイは、それぞれ神社の入口にモン(門)を青竹で作る。神輿はこの門をくぐって出て、帰りにはくぐって境内に入る。
門の上部の横竹に稲わらで蛇(龍という人もある)を這わせる。昔は麦わらを使った。
頭は海の方に向ける。ナスを目にし、赤く染めたハランを舌にした

チョウナイの神輿が通る道筋にはしめ縄を張る。

ナノカビは蛇飾りを立てたり、神輿道にしめ縄を張るほかに、南湖通りに横断幕を張ったり、神社境内を掃除したりして忙しい。
これらの仕事には氏子総代、自治会の組長、神輿保存会などとチョウガシラという組織が当たります。南湖中町にはチョウガシラの組織が10組あって、一組ずつ順に一年間の祭礼などを担当します。
また『南湖郷土誌』には、この日、神輿殿を開けて神輿を掃除して、この日から毎晩神輿を拝めるようにし、参道の両側に毎晩お灯明を灯したとも書いてあります。(126ページ)


この日、八雲神社の参道の近くには、軒燈を下げたお宅もありました。

photo 尾高会員
report 尾高・平野会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (25)カラス

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

ハシボソカラス
ハシブトカラス

ハシボソカラスとハシブトカラスがいる。
ハシボソカラスは平地林から山地林、農耕地、市街地の公園、海岸などさまざまな場所に生息する。
ハシブトカラスは都市部に多く,最も身近なカラス。
共に雑食性で、昆虫類、果実、動物の死骸などを食べる。
クルミや貝類など、硬い殻のある食物を空から道路に落して割り、中身を食べる。一度で割れないと再びくわえて飛びあがり、おなじ行動を繰り返す。

死んだ魚に群がるハシブトカラス
カラスの羽づくろい
トビを威嚇する4羽のハシブトカラス
手前の1羽はハシボソカラス
カラスの大群

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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富士山がくっきりと見えていました 2019.06.17(月)

令和元年6月17日 朝

柳島の相模川河口から見えた富士山

梅雨に入っているといいますが、雨はほとんど降りません。
茅ヶ崎からは富士山がよく見えて、ことに冬のころはそのすばらしい姿を拝むことができます。
春から夏は霞んで見える日が多いのですが、この日、6月17日はとてもすっきりと見えていました。

芹沢から見えた富士山です。

朝、ゴミを出しに行きましたところ、富士山がくっきりと見えていました。
「これはめずらしい」と撮影しておきました。
そうしたら、柳島にお住まいの加藤さんが画像を送ってくださいました。
私と同じような気持ちで、富士山を眺められたのでしょう。
柳島は茅ヶ崎市の南の端、芹沢は北の端です。
同じような時刻に、両方で撮影した富士山を紹介する次第です。

ラジオの天気予報のなかで、「湿度が低いので過ごしやすくなるでしょう」と言っていた日でした。

photo 柳島 加藤典夫さん (写友会)
芹沢 芹澤七十郎
report 芹澤七十郎

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (24)カモメ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

カモメとウミネコは似ているが、ウミネコは上と下のくちばしの先に黒と赤の色彩があります。これは上のくちばしに色彩がないのでカモメの成鳥。

冬鳥として渡来、海岸、漁港などのほか、内陸部の湖沼にも生息し、主に魚類を捕食する。
越冬期は群れで生活するが、大形カモメ類といることは少ない。大きさが同等のウミネコ、ユリカモメと群れることが多い。

そのとき、一羽の、カモメが翔んだ~
ウーム 生きるということは!
幼鳥
幼鳥とカラスのケンカ
カモメが飛ぶ茅ヶ崎の海岸 柳島から江ノ島方面を望む

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸


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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (23)ガビチョウ

自然分布種ではないので野鳥とは言えないようですが、茅ヶ崎で見かける鳥として紹介します。

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

茅ヶ崎の北の端の小出地区でも、途切れなく大きな声さえずりを良く聞きます。

からだに似合わず大きな声でさえずる。
柳島の林や海岸の樹木林にも生息する。本来は中国南部や東南アジアに生息する。
飼育鳥として輸入された個体が逃出したり、放たれたりして野生化した。
雑食性で、昆虫や種子を地上で採食する。

Wikipediaに
「特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっている。」
と書いてあった。

特定外来生物を Weblio辞書で調べると、
「外来生物のうち、特に人間の健康や在来種の生態系などに害を及ぼす、またはその可能性があるとされる生物のこと。特定外来生物被害防止法に基づき指定される。 特定外来生物は、原則として輸入、飼育栽培、移動などが禁止されている。野生化した個体を発見した場合に捕獲して持ち帰る、といった行為も禁止されている。国や自治体は必要に応じて野生化した個体の防除を行っている。 特定外来生物に指定されている生物の例として、カミツキガメ、ブルーギル、セアカゴケグモ、ミズヒマワリ、オオハンゴンソウなどがある。」
と書いてあった。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸


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