郷土会Study Room 東哲郎さん 江戸時代を学ぶためにー村に残る古文書」2019.11.19(火)

茅ヶ崎の歴史を学ぶに、歴史上の事柄を学ぶ機会は多いが、学び方、つまり方法論の勉強は少なかったように思います。
そこで今回、東哲郎さんに、江戸時代の歴史を調べるための基礎知識として、地元に残る古文書について話してくださいとお願いしました。
なるべく素人向けに話してくださいと注文を付けました。聞いている私たちは素人ですので。

もちろん、この日の一回の話を聞いたからといって目的が達せられたとは思えません。しかし方法論を学ぶための「初めの一歩」にはなったのでないかと、編集子は思っています。
次に何をテーマとするか。
東さんの話を聞いたあとの反省会の中で出ていた「江戸時代の村運営の仕組み」(村役人と村びと)、あるいは「領主と村」などはどうでしょうか。
会員のご意見を待っています。

東さんが配ったレジュメの一部を紹介しておきます。
①江戸時代の古文書とは
支配 触書・達・廻状・差紙・上申
検知 検地帳・野帳・検地絵図
年貢 年貢割付長・名寄帳・年貢皆済目録・定免願
村政 村明細帳・村入用帳・村絵図・五人組帳
土地 質地証文・店請証文
人口 宗門人別帳・人別送り状・奉公人請状
賃借 金子借用証文
経営 大福帳・金銭出し入れ帳
祝儀、不祝儀 祝儀帳・香典帳
旅行 道中記
手習 手習い帳・寺子帳
農事 水利申し合わせ・農書
助郷 助郷帳・伝馬役書上
信仰 檀家書上・祖師遠忌

②古記録
日記 日記・記録(事例 藤間柳庵『雨窓雑書』など)

③書体
お家流(青蓮院流) 京都粟田口の青蓮院の門跡、尊円法親王(1298~1356)が流祖。第92第伏見天皇の第6皇子。小野道風・藤原行成らの書を学んだ。草書体の草風が全国に普及し、武家社会の文字として明治維新まで続いた。江戸時代の寺子屋や印刷物(木版)の文字として全国で用いられた。明治に入り活字による印刷が始まると廃れた。

この書体が全国で使われたために、言葉は通じにくかった九州の人も東北地方の人と意思を通じることができたということでした。

photo&report 編集子

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