ちがさき富岳100景 富士見橋から見る冬の富士山 2021.02.19

茅ヶ崎には「富士見○○○」と名の付く地名に「富士見町」の住居表示があり、橋では「富士見橋」があります。
富士の姿が美しく見える茅ヶ崎。同様の名前が付いた場所など、ほかにもご存じの方は教えて頂ければありがたいです。

その一つ、富士見橋から見える冬の富士山を紹介します。

その位置は次の地図でご覧下さい。

photo & report  尾高会員

お知らせ
① 茅ヶ崎市民文化祭のオンライン動画配信

茅ヶ崎郷土会は2020年11月、市民文化祭に参加して「2019年度事業の写真展(史跡文化財巡り・相模川河口付近の野鳥たち)」を行いました。
その様子を伝える動画がYouTube(ユーチューブ)で公開されています。
パソコンなどで見ることができます。こちらをクリックして下さい。

② こどたん2021 (茅ヶ崎市民活動サポートセンター)

上記のサポートセンターが行っているこどたん2021に茅ヶ崎郷土会も参加しています。

どきどきチャレンジクイズ その2(茅ヶ崎のむかし)
 郷土会の「ちがさきカルタ」を使って、15問ある子ども向けクイズです。挑戦!アタック!
ちがさき動画 市民文化祭のオンライン動画を見ることができます。
参加団体紹介 茅ヶ崎郷土会を子ども向けにPRしました。



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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (61)トビ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。   【杉山 全】

俗にトンビと呼ばれる最も身近なタカ類。
山地林、平地林、市街地、農耕地、海岸などに生息しています。
雑食性で、動物の死骸、魚から昆虫まで捕食します。
高いところを飛びながら獲物を探し、見つけると急降下して、足ですくうように捕獲します。上昇気流を利用して輪を描くように帆翔(はんしょう 羽根を広げたまま飛ぶ様子)している姿を良く見ることがあります。このとき、尾羽を左右にひねる動作をし、翼の先端がだらりと下がる傾向があります。
尾羽は比較的長く、先端がバチ状であることがほかの猛禽類との識別点です。

海岸で、魚の死骸にとりついています。
見つけた魚の死骸を、カラスと取り合っています。
飛んでいるときもカラスと争っていることが見られます。
子どもに餌を運んできました。
足で獲物をつかんでいます。

海岸部で、高い空を飛ぶ様子をよく見ます。
目のいい鳥で、おにぎりなどを食べていると、音もなく飛んできて持っていってしまいます。
海辺にハイキングなどで出かけたときは、要注意です。

photo & report 杉山会員

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柳島海岸の崩落と修復工事を追う③ 2021.02.17-18

海が荒れる

17日(水)、午後の強風はすごいものでした。
16日から17日にかけて低気圧が北上するため、日本海側では大雪の大荒れ、太平洋側では強風に注意との予報が出ていました。ラジオは、瓦屋根が飛ぶ可能性があるともいっていました。
久里浜と千葉県金谷を結ぶ東京湾フェリーも止まっていたようです。

茅ヶ崎の海も荒れていて、高波は翌日の18日まで続いていました。

姥島の岩礁を隠す高波

いつもは早朝から釣り人が姥島に渡っているのですが、17日には、その姥島を高波が洗っていました。

崩落現場の、緊急工事が一段落したところを波が襲っていました。

砂浜にはきれいな風紋ができていました。

photo 前田会員
report 芹澤七十郎

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南湖(なんご)の仲町 西組講中の稲荷講 2021.2.11

2月の初午(2月になって最初の午の日)には稲荷様を祭ります。
今年の初午は2月3日でした。
しかし、南湖3-4-6にある稲荷神社では11日に稲荷講が行われました。
この神社は、南湖上町と仲町の西講中と東講中の三組の稲荷講中で祭っていて、この三組が順番交替で祭礼を担当します。仲町西組は2018年に行い、また今年、当番が回ってきました。

海に面している南湖には、以前は漁業にたずさわる人たちが大勢住んでいました。
お稲荷様は農業の神様でもありますが、漁村でも多くの家々で祭られています。
個々の家には屋敷稲荷を祭り、また十数軒が講中(こうじゅう)を組んで祭っています。
昔、講中では、その中の一軒が交代制のやど(宿)となり、講中が集まって飲み食いをしました。これを稲荷講(いなりこう)といいます。
昔はそのときにオハケサンという祭壇を縁先に作りました。

上の左側のスケッチは『茅ヶ崎に伝わる稲荷講』(三橋伊勢松著 茅ヶ崎郷土会 印刷時は不明)から取りました。
右側の写真は、南湖の下町のM家がヤド(宿)をしたとき縁先に作られたオハケサンです。『茅ヶ崎市史』3(考古・民俗編 昭和53年-1978-3月茅ヶ崎市刊)の564頁に掲載されています。
同じ頁に次の様な解説が付けてあります。約40年くらい前の様子です。
漁村では三日もかけて稲荷講を盛大に催したという。宿の縁先に、オハケサンという祭壇をつくり、早朝に海から取ってきた砂を敷く。油アゲ・カケノウオ(掛けの魚)・赤いご飯が欠かせない供え物である。オハケサンにはオヤス(藁で作った筒状の容器)もつける。子どもたちにとっても楽しい祭りであって、夜、子ども同士集まって、太鼓をかついで叩きながら、縄ばりの中を歩いた。

時代が変わって、最近は講中を解散するところもあるようです。
オハケサンを作る民俗はもうないものと思われます。

photo 稲荷神社の稲荷講 尾高会員
    オハケサンの画像など 芹澤七十郎
report 芹澤会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (60)ドバト

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。  【杉山 全】

一般に「ハト」といわれる鳥。
公園や社寺、駅や街中の広場など、市街地の至るところで見かける。そのほか農耕地、牧場、河原などにも生息する。
北アフリカから中東、中央アジア、中国西部に分布するカワラバトを伝書鳩にするなどの目的で人為的につくりだされた鳩が、再び野生化したもの。
群れで行動し、市街地の上空を群れで飛びまわっている様子もよく見られる。
オオタカやハヤブサが都市部に進出した大きな要因の一つは、市街地にいるドバトを獲物としているからといわれている。

鳩たちの相談
さあ、水浴びだ!
飼われていた白い鳩が逃げ出して、ドバトの仲間になってしまった。

photo&report 杉山会員

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