茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (61)トビ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。   【杉山 全】

俗にトンビと呼ばれる最も身近なタカ類。
山地林、平地林、市街地、農耕地、海岸などに生息しています。
雑食性で、動物の死骸、魚から昆虫まで捕食します。
高いところを飛びながら獲物を探し、見つけると急降下して、足ですくうように捕獲します。上昇気流を利用して輪を描くように帆翔(はんしょう 羽根を広げたまま飛ぶ様子)している姿を良く見ることがあります。このとき、尾羽を左右にひねる動作をし、翼の先端がだらりと下がる傾向があります。
尾羽は比較的長く、先端がバチ状であることがほかの猛禽類との識別点です。

海岸で、魚の死骸にとりついています。
見つけた魚の死骸を、カラスと取り合っています。
飛んでいるときもカラスと争っていることが見られます。
子どもに餌を運んできました。
足で獲物をつかんでいます。

海岸部で、高い空を飛ぶ様子をよく見ます。
目のいい鳥で、おにぎりなどを食べていると、音もなく飛んできて持っていってしまいます。
海辺にハイキングなどで出かけたときは、要注意です。

photo & report 杉山会員

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