茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (02)アオジ

主に柳島の海岸近くで見かけた野鳥を紹介します。
早朝の散歩を日課とし、自然の移ろいを楽しみとして30数年が経ちました。
そんな中、いつも目にする鳥や季節を違わずやって来る渡り鳥の姿に癒されることがあります。
彼らの生き方の一端を見て頂ければうれしいです。
生態の説明には『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社)から引用したところがあります。

茅ヶ崎海岸の防風林で メス

緑色を帯びた黄色いホオジロの仲間。本州中部より北の山地林に生息し、繁殖期は明るい林を好む。冬期は暖地や平地に移動し、公園の林でも見られる。
繁殖期にはおもに昆虫食、越冬期はおもに地上で種子を食べる。

手前はメス、奥はオス 二羽そろって捕食中 
植物の種子を食べている メス
オス
柳島海岸の防風林で メスは目の上に黄色い線が目立つ

photo&report 杉山会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (01)アオサギ

主に柳島の海岸近くで見かけた野鳥を紹介します。
早朝の散歩を日課とし、自然の移ろいを楽しみとして30数年が経ちました。
そんな中、いつも目にする鳥や季節を違わずやって来る渡り鳥の姿に癒されることがあります。
彼らの生き方の一端を見て頂ければうれしいです。
生態の説明には『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社)から引用したところがあります。


しばしばツルに間違われる。数年前、小出川にツルがいるとの情報で急いで行ってみるとこの鳥だった。河川や水田などで良く見かける大型のサギ。動物食で、魚類、両生類、爬虫類などを捕食し、ときには鳥類や小型の哺乳類を捕食することもある。
夏羽は顔から首が灰色で首には濃紺の縦班があり、胸と背には飾り羽がある。目の後方から後頚に濃紺の線があり、長い冠羽へとつながる。体上面は青みのある灰色。冬羽は飾り羽がなく、冠羽も短くなり、全体に色彩が淡くなる。

冬羽のすがた 小出川にて
夏羽のすたが 相模川にて
魚をキャッチ 相模川にて
そこへとトビが!

photo & report 杉山会員

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柳島海岸 2018年1月26日の気嵐(けあらし)

気嵐(けあらし)について、ネット情報の「コトバンク」には次のように解説してあります。

海、河川、湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象。「気嵐」と書く。
夜間に放射冷却によって冷やされた陸上の空気が暖かい海上などに流れ出し、水面の水蒸気を冷やすことによって発生する。気温が最も低くなる早朝に発生し、昼前には消散する場合が多い。主に冬の北日本で発生する。

1月26日に柳島の海上で見られた霧は気嵐だったようです。
次の3枚の写真はその様子です。
同日7時22分撮影

(photo:maeda会員)

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柳島のサイトヤキ

平成31年1月14日(月)晴
今年は第二月曜日に当たり、成人の日の祝日でした。
湘南地方ではむかしから、1月の14日か15日にサイトヤキが行われていました。
今年は14日が祝日だったので茅ヶ崎市内の各地でいっせいに行われました。

八幡宮のサイトヤキ

柳島は相模川河口の東側にあります。
江戸時代には回船も行われていました。
八幡宮は柳島の本村(ほんむら)の鎮守です。

最近はダンゴヤキとかドンドヤキという人が多いようですが、昔からの呼び方はサイトバライ、あるいはサイトヤキ。
お正月に飾ったダルマやしめ縄を燃して、その火でダンゴを焼いて食べると虫歯にならないとか、病気にならないといいます。
(photo:sugiyama会員)

サイトヤキはサイノカミ(道祖神)のための火祭りで、この神様の前で行うのが昔からのやり方です。
八幡宮の境内に祭られています。文化3年(1806)に建てられました。今年から210年前です。
向かって右が男の神様、左は女の神様。 男のサイノカミは御幣のようなものを持っておられます。

柳島海岸の厳島神社

柳島の集落は、本村(ほんむら)と河岸(かし)に分かれていました。河岸は今は柳島海岸と住居表示されています。
柳島海岸では鎮守の厳島神社の境内で行われました。
(Photo:maeda会員)

サイノカミ(道祖神)には「大正三年一月十四日」と彫ってあります。
今年から105年前に建てられたものです。

report:hirano会員

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柳島の元藤間家敷地、一般公開 18/04/13 晴

4月13日(金)、柳島の元藤間家が、茅ヶ崎市民俗資料館(旧藤間家住宅)として一般公開されました。
ご存知のように、藤間家の敷地と建物は昨年の7月に茅ヶ崎市に寄贈されています。
敷地面積は3,898㎡、主屋は昭和7年の建築物で、平成27年3月26日に国登録有形文化財に登録されました。
公開の日の午前9時、柳島自治会の役員8名、「柳島いまむかし会」のメンバー9名、茅ヶ崎郷土会の会員、市のスタッフ6名が集まりました。ボランティアで、敷地内の樹木と草本に名札をつけるためです。


植物は約200種あって、事前に木札を準備しこの日に臨みました。


作業は景観みどり課の岸さんの指導の下に行いました。


名札付けは午前中で終了しました。一気にやるのではなく、時間を掛けてゆっくりと進めていくという方針です。

一般公開日とあって、ちらほらと見学者が訪れていました。まだ建物内に入ることはできず、屋内は外から見学という形です。敷地内は自由に歩き回ることができます。
一般公開日は毎週金曜日と土曜日の2日となっていて、市の職員が常駐しています。
なお、「柳島いまむかし会」は第2金曜日を藤間家のボランティア活動の日として、何らかの作業を続けていく所存です。この作業に参加ご希望の方は是非一緒に活動しましょう。

所在地 茅ヶ崎市柳島2-6-30 (茅ヶ崎市教育委員会 社会教育課管理)
駐車場はありません。公共交通交通機関。
・JR茅ヶ崎駅南口(1)番からバス10分
茅33系統(松尾経由)茅ヶ崎駅南口行 「柳島」下車 徒歩5分
・JR茅ヶ崎駅北口(3)番からバス10分 茅31系統(松尾循環)茅ヶ崎駅行 「柳島」下車徒歩5分
なお、茅ヶ崎市のホームページに説明があります。

Photo and report 前田会員