茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編(043) オオタカ

オオタカの追加画像があります。(43-2 2025/1/12追加)

2024.1.18撮影

撮影者の朝戸夕子さんからオオタカの画像が届きました。

禽類も 活発になりました。
オオタカが 毎日、飛んでいます。堤〜芹沢あたりで よく見ます。


とのメール添付で。
着信は1月18日でしたので、掲載が遅くなり申し訳ありません。
この鳥について、Wikipediaには次のように書いてあります。抜粋して紹介します。(編集子)

〇大きさは、同じタカ科のトビよりも一回り小さく、カラスと同程度。尾羽が長いのが特徴。小さめの体は、森の中で木々や茂みの間を飛行する際に有利。長い尾羽は空中でのブレーキや方向転換に役立つと考えられている。

〇北アフリカからユーラシア大陸、北アメリカ大陸にかけて分布する。日本列島では、留鳥として南西諸島、南方諸島を除く九州以北に分布する。

〇食物連鎖の頂点に位置するため、生態系の自然が健全でないと生息が困難だったが、都市に多いドバトを主食にすることで、現在では都市部にも進出している。

〇飛ぶ速さは、水平飛行時で時速80km、急降下時には時速130kmに達する。

〇1980年代までめったなことでは森から出てこなかったが、野鳥の保護により人を怖がらなくなり街中に進出している。

〇昔の鷹狩りは多くの小鳥を捕まえられるハイタカやハヤブサが使われた。16世紀に自身の身体より大きい鶴や雉を捕るようにオオタカを用いるようになり、江戸時代中期には盛んに行われた。

〇現在、国内のオオタカの捕獲が禁止されているため、海外から輸入されるオオタカで伝統技術の承継が行われている。

〇1993年に種の保存法が施行されると、オオタカは「希少野生動植物種」に指定され、保護対象となった。棲息数は急速に回復し、2006年にはレッドデータブックから外された。

〇2017年8月には、 個体数が増えたとして「希少野生動植物」の解除が決定された。

〇規制解除後も鳥獣保護法に基づき、学術研究などを除き、捕獲・流通・輸出入は規制される。

photo 朝戸夕子
report 芹沢七十郎(編集子)

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (042)  ヒクイナ

1月9日 芹沢で ヒクイナに出会いました。
時々、水がある場所で見かけますが なかなか近くでは撮らせてくれません。
今回は すぐ足元に出て来て、食事を楽しんでおりました。(朝戸夕子)

Wikipediaには次のように書いてあります。要点のみ転記します。
中華人民共和国東部、台湾、日本などで繁殖し、冬季になるとインドシナ半島、中華人民共和国南部、日本(本州中部以南)へ南下し越冬する。
上面の羽衣は褐色や暗緑褐色。喉の羽衣は白や汚白色(画像にはほんの少しみえている)。胸部や体側面の羽衣は赤褐色。
湿原、河川、水田などに生息する
食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、軟体動物、カエル、種子などを食べる。
水辺の茂みや低木の樹上にヨシなどを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では5-8月に4-9個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は20日。

ここで取り上げるのはヒクイナですが、別に似た名前のクイナやヤンバルクイナなどが日本には棲息しています。昔はヒクイナとクイナを区別していなかったとWikipediaに書いてあります。クイナは漢字では「水鶏」と書きます。
ヒクイナの独特の鳴き声は「ト ト ト ト ト ト ト ト」、あるいはは「タ タ タ タ タ タタ タ」のように聞こえます。戸を叩く音を連想させ、古典文学に「水鶏たたくと言いならわされてきた」として例を挙げてあります。

くひなのうちたたきたるは、誰が門さしてとあはれにおぼゆ。
   — 紫式部、『源氏物語・明石』

五月、菖蒲ふく頃、早苗とる頃、水鶏の叩くなど、心ぼそからぬかは。
   —  兼好法師、『徒然草

此宿は水鶏も知らぬ扉かな
   — 松尾芭蕉

photo 朝戸夕子
report 芹沢七十郎(編集子)

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部丘陵編 (041) ミゾゴイ

2023年10月 茅ヶ崎市北部で撮影

10月下旬、5日間ほどいました。なかなか見ることの少ない野鳥です。
幼鳥のようでした。(朝戸夕子)

Wikipediaには次のように記してあります。要点を転記します。

ほぼ、日本(本州、四国、九州、伊豆諸島など)で繁殖する。
標高1,000メートル以下の平地から低山地にかけての森林に生息する。
単独もしくはペアで生活する。

危険を感じると頸部を伸ばして上を見上げて外敵に向かって下面を向け、木の枝に擬態する。

昆虫、サワガニなどの甲殻類、陸棲の貝類、ミミズなどを食べる。

ケヤキやコナラ・サクラなどの樹上に営巣することが多いが、地域によってはマツ類の樹上にも営巣する。太い樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り、5 – 7月に3 – 4個の卵を産む。

2020年の時点では生息数は減少傾向にあるものの、生息数の調査が進められたことで以前考えられていたよりは生息数は多いと考えられている。

減少の主因は越冬地や渡りの途中にあると考えられるようになった。都市部周辺ではオオタカやハシブトガラス、伊豆諸島では人為的に移入されたイタチ類による捕食による影響が懸念されている。
生息数は1,000羽とされることもあるが、科学的根拠はない。



photo & report 朝戸夕子

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部丘陵編 (040)ジョウビタキ

メス
オス

2023 10/19
今朝、ジョウビタキが 去年より1日早く やってきました。メスと一緒に!
渡りのために、4月2日に私の庭から去って行った西側フェンスから やって来ました。
今まで来ていたのと同じ鳥なのか、人懐っこく、庭中、私について周ります。(朝戸夕子)


Wikipediaには
平地からの低山の明るく開けた林の中に生息する。冬、人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。

非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほどである。

尾羽を小刻みに上下に振り、おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて縄張り争いをする。

人間に対する警戒心はわりと薄く、3-4 mくらいの所に降り立つこともある。

昆虫類やクモ類などを捕食するが、冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べ、ヒサカキなど実をつけた木によく止まっている。
と書いてあります。

「南部の海辺編」のジョウビタキはこちら

photo & report 朝戸夕子

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茅ヶ崎の野鳥たち 北部の丘陵編 (038)カワセミ

茅ヶ崎の丘陵で見られる野鳥の写真を送ってくれる朝戸夕子からカワセミが届きました。

朝戸さんからのメッセージ
「カワセミにはよく会えるので珍しくないのですが、20年ほど前に 私が初めてカワセミに会った芹沢の田んぼに居たので記念に撮りました。
この場所にはしばらく来てくれなくなっていました。再び来てくれたのは 環境が良くなったのでしょうか。
野鳥が 住んでくれる環境が守られて、いつかタゲリも戻ってくれたら!と思います。」

カワセミのオス メスの見分け方
くちばしが黒いのはオス 下側のくちばしが赤いのはメス
そこで、この画像はオス
市内の公園の松の木にとまっていた
このカワセミはメス

Wikipediaには次の様に説明してありました。

「水辺に生息する小鳥。
鮮やかな水色の体と長いくちばしが特徴。
くちばしが長くて、頭が大きく、頸、尾、足は短い。
頭、ほお、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い。
海岸や川、湖、池などの水辺に生息し、公園の池など都市部にもあらわれる。古くは町中でも普通に見られた鳥だったが、高度経済成長期には生活排水や工場排水で多くの川が汚れたために、都心や町中では見られなくなった。近年、水質改善が進んだ川では、東京都心部でも再び見られるようになってきている。
水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫をくちばしでとらえる。エビやカエルなども捕食する。ときには空中でホバリング(滞空飛行)しながら飛び込むこともある。
つがいになると親鳥は垂直な土手に巣穴をつくる。最初は垂直の土手に向かって突撃し、足場ができた所でくちばしと足を使って50-90 cmほどもある横穴を掘る。穴の一番奥はふくらんでおり、ここに3-4個の卵を産む。
北海道で夏鳥だが、ほかの地域では留鳥として1年中見ることができる。」

南部の海辺編にもカワセミを取り上げています。ここをクリック

photo 朝戸夕子
report 芹沢七十郎(編集子)

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