茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (27)カワセミ

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。
生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

水辺の青い宝石といわれる鳥。
小出川、相模川、柳島海岸でも観察できる。
メス、オスほぼ同色で嘴(くちばし)は長く、オスの嘴は一様に黒く,メスの下嘴は橙色を帯びる。
かつては清流の鳥のイメージだったが、市街地の公園の池や河川にも生息する。
水辺の土崖に横穴を掘って営巣する。
動物食でダイビングして小魚や甲殻類を捕食する。またホバリングからダイビングし魚を捕らえることもある。

上下のくちばしが黒く、オス。
幼鳥の羽つくろい
下のくちばしが赤く、メス。
飛ぶ
ホバリング中
体の長さほどもある魚を捕らえた
このカワセミがくわえているのも魚

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photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編  (26)カルガモ 

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

オスとメスの体の色は似ていて区別しにくい。オスの方が大きいそうである。

1年中身の周りに居る最も身近なカモ類。
湖沼、池、水田などの淡水域や川口や沿岸などの気水域までの、さまざまな環境に生息し、都市公園の池でも繁殖します。
雑食性で食物の葉や果実を好む。
マガモとの交雑がしばしば観察され「マルガモ」とよばれます。

泳いでいる姿をよく見るが、歩くのも上手。
夏を迎える頃が繁殖期。
子どもたちを引き連れている姿をよく見る。
「草本や枯草・ササなどを組み合わせた直径22 – 30㎝に達する皿状の巣を作る。10 – 14個の卵を産む。抱卵期間は26 – 28日。」とWikipediaに書いてあった。
カルガモはこんな所に住んでいる。
柳島の近くの小出川。親子が一列縦隊で泳いでいる。
冬になると子どもたちも成長して群れをつくる。
何事かに驚いて飛び立つ姿。

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸


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南湖のナノカビ 2019.07.07(日) 

ナノカビは漢字を当てると「七日日」
南湖中町 八雲神社の浜降祭準備

南湖中町の八雲神社の参道入口に蛇(龍という人もある)の形をしたしめ縄が張られた。
参道の突き当たりが八雲神社。

7月になると茅ヶ崎では各所で浜降祭の準備が始まります。
今は海の日に行っていますが、江戸時代末期は、浜之郷村にある佐塚明神社(さづかみょうじんしゃ)の例祭として、「六月二十九日午時〈うまの時、現在の正午ころ〉浜下りとして茅ヶ崎村海浜まで出輿す」(『新編相模国風土記稿』浜之郷村)と書かれており、太陰太陽暦の6月29日が祭日でした。 浜降祭祭日の7日前の日を南湖ではナノカビ(7日日)といい、この日に祭りのためのしつらえを行います。今年は、7日の日曜日をナノカビに当てて、雨の中で行いました。

八雲神社の鳥居にも蛇のしめ縄が取り付けてある。しめ縄は2本見えるが、下は普通のしめ縄で上段が蛇の形をしたもの。
参道入口にあるものも、向かって右側が頭。海の方を向けてあるという。

『南湖郷土誌』(平成7年茅ヶ崎市教育委員会発行)の138ページに、この蛇の形のしめ縄について、次のように書かれています。
蛇(じゃ)飾り
茶屋町を除く四チョウナイは、それぞれ神社の入口にモン(門)を青竹で作る。神輿はこの門をくぐって出て、帰りにはくぐって境内に入る。
門の上部の横竹に稲わらで蛇(龍という人もある)を這わせる。昔は麦わらを使った。
頭は海の方に向ける。ナスを目にし、赤く染めたハランを舌にした

チョウナイの神輿が通る道筋にはしめ縄を張る。

ナノカビは蛇飾りを立てたり、神輿道にしめ縄を張るほかに、南湖通りに横断幕を張ったり、神社境内を掃除したりして忙しい。
これらの仕事には氏子総代、自治会の組長、神輿保存会などとチョウガシラという組織が当たります。南湖中町にはチョウガシラの組織が10組あって、一組ずつ順に一年間の祭礼などを担当します。
また『南湖郷土誌』には、この日、神輿殿を開けて神輿を掃除して、この日から毎晩神輿を拝めるようにし、参道の両側に毎晩お灯明を灯したとも書いてあります。(126ページ)


この日、八雲神社の参道の近くには、軒燈を下げたお宅もありました。

photo 尾高会員
report 尾高・平野会員

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茅ヶ崎の野鳥たち 南部の海辺編 (25)カラス

茅ヶ崎の南西部(主に柳島の海岸)で見かけた野鳥たちを紹介します。 生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。    【杉山 全】

ハシボソカラス
ハシブトカラス

ハシボソカラスとハシブトカラスがいる。
ハシボソカラスは平地林から山地林、農耕地、市街地の公園、海岸などさまざまな場所に生息する。
ハシブトカラスは都市部に多く,最も身近なカラス。
共に雑食性で、昆虫類、果実、動物の死骸などを食べる。
クルミや貝類など、硬い殻のある食物を空から道路に落して割り、中身を食べる。一度で割れないと再びくわえて飛びあがり、おなじ行動を繰り返す。

死んだ魚に群がるハシブトカラス
カラスの羽づくろい
トビを威嚇する4羽のハシブトカラス
手前の1羽はハシボソカラス
カラスの大群

photo&report 杉山会員
撮影場所 柳島海岸

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富士山がくっきりと見えていました 2019.06.17(月)

令和元年6月17日 朝

柳島の相模川河口から見えた富士山

梅雨に入っているといいますが、雨はほとんど降りません。
茅ヶ崎からは富士山がよく見えて、ことに冬のころはそのすばらしい姿を拝むことができます。
春から夏は霞んで見える日が多いのですが、この日、6月17日はとてもすっきりと見えていました。

芹沢から見えた富士山です。

朝、ゴミを出しに行きましたところ、富士山がくっきりと見えていました。
「これはめずらしい」と撮影しておきました。
そうしたら、柳島にお住まいの加藤さんが画像を送ってくださいました。
私と同じような気持ちで、富士山を眺められたのでしょう。
柳島は茅ヶ崎市の南の端、芹沢は北の端です。
同じような時刻に、両方で撮影した富士山を紹介する次第です。

ラジオの天気予報のなかで、「湿度が低いので過ごしやすくなるでしょう」と言っていた日でした。

photo 柳島 加藤典夫さん (写友会)
芹沢 芹澤七十郎
report 芹澤七十郎

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