ちがさき 富岳100景 2021.02.11

茅ヶ崎 もう一つの左富士

歌川広重の浮世絵で有名な茅ヶ崎の左富士は東海道(今は国道1号)の鳥井戸から見ることができます。
富士山は東海道の北側にあります。東海道を京に上る旅人は、富士を、進行方向の右手に見ながら旅をします。
ところが、道が大きく右手(北)にカーブする所では、富士が左手に見えます。
鳥井戸の左富士は、昔から東海道の名所の一つに数えられていました。

茅ヶ崎を通る別の国道でも、もう一ヶ所左富士の見えるところがあります。
海岸を東西に横切る国道134号は、西に向かって、やがて相模川を渡ろうとする手前が大きく右にカーブするので、その手前から西を見ると左富士が見えるのです。
名づけて柳島海岸の左富士と呼びましょうか。

歩道橋の下が国道134号。
向こう(西)に行く自動車の左側に富士山が見える。

雲下望遠の富士

見事な雲が広がっていました。雲の名前は分かりませんが。
その雲の下、遠くに富士が浮かんでいました。

柳島にて撮影

飛行機雲と富士

西に向かう飛行機。
関西に行くのでしょうか。九州に向かうのでしょうか。あるいは大陸の方?
陽が落ちて、余韻の明るさに向かって飛んでいく飛行機雲です。

この時間に遠くを見ると、寂しい気持ちが湧いてきます。

芹沢にて撮影

茅ヶ崎から見る富士山はほんとにすばらしいです。
その様子を ちがさき 富岳100景 と名づけて紹介していこうと考えています。

photo 茅ヶ崎 もう一つの左富士 尾高会員
    雲下望遠の富士      前田会員
    飛行機雲と富士      芹澤会員
report             芹澤七十郎    


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柳島から 伊豆大島・房総・伊豆半島を望む 2021.02.10

茅ヶ崎では 12月から2月半ばくらいまでは好天が続きます。
このところ連日天気が良いので、富士をはじめ、相模湾の海の向こうまでよく望むことができます。
ほぼ毎日、主に柳島の海岸で撮影している前田会員から送られた画像で、伊豆大島と伊豆半島、房総半島を紹介しましょう。

まず、伊豆大島

大島はまっすぐ向こうに見えます。
時には、海水面の上に浮いているように見えるときがありますが、それを「浮き島」というそうです。

つぎに 房総

海面に添って雲のように横に広がっています。
浮き島になっています。
烏帽子岩のそばは三浦半島の一部でしょう。

三つ目は 伊豆半島

伊豆半島の先端のように見える所は、伊東市のあたりかと思います。

半島の先端には南伊豆町があります。
茅ヶ崎の柳島から見える半島の先端は、その南伊豆町でしょうか?
地図で半島を見ると、伊東市の南側が海に出っ張っています。この出っ張りによって、そのさらに南にある東伊豆町以南はケラれ、柳島からは見えないのではなかろうかと推測して、「伊豆半島の先端のように見える所は、伊東市のあたりかと…」としたのですが、確信はありません。

ご意見などお聞かせ頂ければ幸いです。

真鶴半島

望遠レンズで捉えた真鶴半島です。

最後は 地図

photo 前田会員
report 編集子

☆2021.02.24 伊豆半島の画像を入替て真鶴半島の画像を追加しました。(編集子)

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好日富士山 2021.01.31

朝夕は冷えますが、日中は春の暖かさです。
昨日も今日も、風もなく、事故もなく、縁側で日向ぼっこしているとついウトウトの好日。
コロナウイルスの禍(わざわい)さえなければ。

そんな私たちの暮らしを、朝も、昼も、富士山は見ています。

満月と富士山 

1月29日は満月でした。
翌30日早朝に、相模川に架かる湘南大橋越しに見える朝焼けの富士山と、上空のお月様です。
川の向こうは平塚市。
(柳島の海岸で撮影)

泳ぐ人と富士山

湘南の海はサーファーに人気です。
寒い日も暑い日も、大勢の若者が集まります。
(南湖の海岸で撮影)

photo 満月と富士山 前田会員
    泳ぐ人と富士山 尾高会員
report 芹澤七十郎

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富士山に久々の雪

今年(2021年)の関東は雨が少なく、茅ヶ崎から見る富士山に、「いつもの年の雪がないねー」が私たちの挨拶ことばでした。

1月の降雨記録をたどってみると、12日に少しの雨があり、富士山の雪もその分だけ増えました。
その後23日と24日に、静岡県から関東は本降りの雨で、やっと富士山の雪が季節どおりになりました。

翌日の25日、待ってました! と撮影しました。
茅ヶ崎の南の端の柳島からと、北の端の芹沢からです。

2021年1月25日の 雪の富士山

まずは柳島から

そして芹沢から

春が近づくと、雨の日も少しづつ多くなり、時にはそれが雪になり、木々の芽吹きが目立ちます。
今日は1月の最後の日、天気は上々で昼間は暖かです。

梅のつぼみがふくらんできました。

photo 柳島 前田会員
    芹沢 芹澤七十郎
report 芹澤七十郎

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柳島海岸の崩落と修復工事を追う① 2021.01.19

柳島海岸の養浜工事     

茅ヶ崎の海岸が以前よりやせ細っていることは知っていましたが、その対策として行われる工事を「養浜(ようひん)」と呼ぶことを始めて知りました。
今、柳島で行われている養浜工事の様子を、前田会員が編集子へ送ってくれましたので紹介します。
茅ヶ崎市のホームページに「相模湾沿岸浸食対策計画」が掲載されていて、「柳島地区に5,000立方メートルの土砂を投入」とあります。

砂を海岸に運ぶダンプカー
養浜工事は「国土強靱化対策事業」の一環として行われているもののようです。
西を向いて撮影。遠くに箱根連山が見えます。
画面右端はこれから海岸に埋めるテトラポット、画面左端に積まれているのは運ばれた砂。その下は海です。
このあたりの波打ち際は砂を埋めるだけでなく、石積み護岸が施されていて昔とはすっかり変わりました。
東を向いて2019(令和元)年に撮影。
この年の10月12日に襲来した台風19号の爪痕です。台風が去った翌日の様子。
左の画像の現在の様子。
養浜工事はこの写真の西側で行われています。
つまり、撮影者の後ろ側で。
やがてこの辺りにも工事は及ぶ事でしょう。
石積み護岸の斜面を工事中の様子

海岸の砂浜がなくなるのは地球温暖化の影響だ、とも言われています。
私たちは生活を大きく変えなければならない時期を迎えている気がします。

photo 前田会員
report 平野会員



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