茅ヶ崎 もう一つの左富士
歌川広重の浮世絵で有名な茅ヶ崎の左富士は東海道(今は国道1号)の鳥井戸から見ることができます。
富士山は東海道の北側にあります。東海道を京に上る旅人は、富士を、進行方向の右手に見ながら旅をします。
ところが、道が大きく右手(北)にカーブする所では、富士が左手に見えます。
鳥井戸の左富士は、昔から東海道の名所の一つに数えられていました。
茅ヶ崎を通る別の国道でも、もう一ヶ所左富士の見えるところがあります。
海岸を東西に横切る国道134号は、西に向かって、やがて相模川を渡ろうとする手前が大きく右にカーブするので、その手前から西を見ると左富士が見えるのです。
名づけて柳島海岸の左富士と呼びましょうか。
雲下望遠の富士
見事な雲が広がっていました。雲の名前は分かりませんが。
その雲の下、遠くに富士が浮かんでいました。
飛行機雲と富士
西に向かう飛行機。
関西に行くのでしょうか。九州に向かうのでしょうか。あるいは大陸の方?
陽が落ちて、余韻の明るさに向かって飛んでいく飛行機雲です。
この時間に遠くを見ると、寂しい気持ちが湧いてきます。
茅ヶ崎から見る富士山はほんとにすばらしいです。
その様子を ちがさき 富岳100景 と名づけて紹介していこうと考えています。
photo 茅ヶ崎 もう一つの左富士 尾高会員
雲下望遠の富士 前田会員
飛行機雲と富士 芹澤会員
report 芹澤七十郎