コロナさわぎに巻き込まれて改めて認識したことは、自分は毎日、真っ暗な中を歩いているのだな~ということです。そのことに気づいていなかったのだな~ということです。
「一寸先は闇」という言葉がありますが、「一寸」どころか、前を見ても横を見ても後ろを見てもまったくの闇。この先のことが全然分からないのです。
それなのに、どうして、今まで自分は平気で生きてくることができたのだろう。
将来には確たる未来があるとか、手を伸ばせばすぐ横には触れる何かがあるとか、思い出はなつかしさにあふれているとか、そう思ってきたのですが、それは幻想だったようです。
安心は幻想から生まれていたようです。
今を盛りと咲いている花たちも幻想なのかもしれません。
photo&report 石野治蔵 (石乃 改め 石野)
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