郷土会 Study Room 内海賢太郎さん「九代目市川團十郎」2019.2.19 

平成31年2月19日(火)10:00~12:00
「茅ヶ崎ゆかりの人物 九代目市川團十郎」
  市文化生涯学習課 内海賢太郎さん

今年度、11回予定した勉強会も順調に進んで、3月19日(火)に予定している東 哲郎さんのお話しを残すのみとなりました。
今回は、市職員の内海さんに茅ヶ崎ゆかりの人物館九代目市川團十郎についてお話しいただきました。

「茅ヶ崎ゆかりの人物」とは、過去に地域の人々に影響を与えたり、まちづくりに深く関わったと考えられる人物を含めて茅ヶ崎市が幅広く選定したものです。
茅ヶ崎ゆかりの人物館では今のところ、展示テーマとして110人を特定しているそうです。(席上で配られたレジュメから。左の画像も同じ。)

内海さんが会場で投影してくださいました画像の1枚です。
「茅ヶ崎ゆかりの人物」として選定された人々を、分野毎にグラフにしてあります。
「文化・芸術」関係者と位置づけられる人々が全体の55%を占めるのだそうです。

九代目市川團十郎は明治29年(1896)にこの地に土地を求め、孤松庵(こしょうあん)という別荘を設けました。晩年は多くをこの別荘で過ごし、同36年(1903)9月13日別荘で亡くなりました。
内海さんは、ゆかりの人物館の紹介に続いて、團十郎の生涯と功績、孤松庵と團十郎、そして團十郎と茅ヶ崎と話を進められました。

人物館の次の企画展は、4月13日(土)から9月29日(日)まで「登山家・槇有恒 山を尊び、自然を愛した日々」を予定しているそうです。

会期中は毎週の金・土・日および祝日が開館。10時~18時。(入館は17時30分まで)
拝観料 200円(開高健記念館との共通拝観料は300円) 18歳未満・高校生以下は無料 多目的館の拝観料は無料。
多くの方々の見学を待っています、とのことでした。

photo  eport HIRANO会員

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第46回 茅ヶ崎市郷土芸能大会ひらかれる 2018/11/25(日)晴天

11月25日(日)、茅ヶ崎市郷土芸能大会が行われた。

場所は、10月1日にリニューアルオープンした市民文化会館小ホール。
市教育委員会が茅ヶ崎郷土芸能保存協会に委託して毎年開催しているものである。
茅ヶ崎郷土会も保存協会の役員を掛け持ちして大会を下支えしている。

まず、県立茅ヶ崎高等学校文楽部の三番叟で幕を開け、続いて来賓の挨拶、茅ヶ崎郷土芸能保存協会の青木会長の挨拶があった。

演目は次のとおりだった。
寿式二人三番叟(またの名を乙女文楽 県立茅ヶ崎高等学校文楽部)
なんどき橋の幽霊(茅ヶ崎民話の会)
茅ヶ崎ふるさと音頭(茅ヶ崎レクリエーション民踊協会)
柳島御座敷甚句(柳島エンコロ節保存会)
圓蔵ばか踊り(圓蔵祭囃子保存会の岡崎部会)
芹沢焼米搗唄(芹沢焼米搗唄保存会)市指定重要文化財
上赤羽根甚句(上赤羽根太鼓保存会)
南湖餅搗唄(南湖餅搗唄保存会)
南湖麦打唄(南湖麦打唄保存会)市指定重要文化財
上赤羽根祭囃子(上赤羽根太鼓保存会)
芹沢ササラ盆唄(芹沢焼米搗唄保存会)
圓蔵祭囃子(圓蔵祭囃子保存会)市指定重要文化財
柳島大漁船上げ唄(市立中島中学校一年生・柳島大漁船上げ唄好友会)
柳島エンコロ節(中島中学校二年生・柳島エンコロ節保存会)市指定重要文化財
(画像をクリックすると大きくして見ることができます。)

終演後、恒例の抽選会(保存協会副会長の小澤勝重さん手作りの野菜十数袋と、元同会副会長の斎藤茂吉さん手作りの宝船三艘)が青木会長の進行で行われ、伝統芸能同様大いに盛り上がった。

Report K・K
Photo sakai会員とK・K

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茅ヶ崎23ヶ村調査勉強会に参加して  2018/11/20(火)

前回(11月6日)に続き、私は2度目の参加です。
中島村のまとめの作業が、私を除く7名の参加者による熱心な議論により進められていました。
第二章「中島の歴史 解説編 01~56プラスα」のうち、「01中島 地名の由来」から「14記録に残る馬入の渡し」までの確認と校正でした。

地名の「中島村」と「仲嶋郷」の関係、「新編相模国風土記稿」に出てくる相模川のこと、「東海道中膝栗毛」の主人公(弥次郎兵衞・喜多八)の名前のこと、浄林寺にある供養塔は元和九年(1623)の銘を持ち、おそらく中島にある最も古い年号銘であろうこと、「古相模川」と「いかだま」の記載の仕方などが取り上げられ、詰めと方向性が決められました。

中島村については昨年4月から始まったわけですが、現地探索や聞き取り調査を含め、1年6ヶ月でここまでまとめられました会員の皆様に改めて敬意を表します。
なお、勉強会の様子を写真撮影したのですが、私の不手際でデータを消失してしまい、写真が掲載できないことをお詫び申し上げます。

  (report:k.k)

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30年度 茅ヶ崎市民文化祭に参加 史跡めぐりなど写真展オープン 平成30年10月9日(火)

平成30年度の茅ヶ崎市民文化祭が始まっています。
茅ヶ崎郷土会も、
平成29年度の史跡・文化財めぐり
鎌倉北条氏・小田原北条氏
茅ヶ崎23ヶ村調査
の三部構成の写真展で、参加しています。

展示場の設営は9月9日(火)午前中に行いました。
会場は、市役所1階の市民ふれあいプラザです。
9日の12時にオープンし、13日(土)の12時まで開催しています。


完成した展示場です。多くの皆さんのご来場を待っています。
下はこの写真展で配布しているパンフレットです。
表題をクリックしてください。全ページを見ることができます。

report hirano
photo sakai

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郷土会 Study Room 山本俊雄さん 源 邦章さん「 鎌倉北条氏と小田原北条氏」 2018.7.17(火)

今年度3回目の郷土歴史民俗勉強会
山本俊雄さんによる「鎌倉北条氏」
源 邦章さんによる「小田原北条氏」
のお話でした。
この催しは「ちがさき丸ごと発見博物館の会」との協働事業です。

ほぼ毎月、第3火曜日の午前中に開きます。
場所は福祉会館を使うことが多いのですが、この日は祝日の翌日で休館だったため、市役所のコミュニティーホールA会議室を確保して行いました。
会員ではない方も参加できます。
資料作成・会場費などのために、会員は200円、会員外は300円の負担をお願いしています。「参加できます」(上から目線のようですみません)と書きましたが、実はなるべく多くの方に来て頂きたいのが本音です。

昨年度、29年度の茅ヶ崎郷土会の史跡めぐりは鎌倉市と小田原市でした。
その様子は、当ホームページの<今まで行った史跡めぐり>に一部掲載してあります。

この鎌倉・小田原史跡めぐりに関連して、両地の北条氏をテーマに取り上げ、それぞれを会員の山本俊雄さんと、源 邦章さんが語って下さいました。
山本さんのお話は、伊豆での北条氏の出自から元弘3年(1333)に北条氏が滅び、鎌倉幕府が消滅するまでの中で、並びいる有力御家人を次々と倒していく事例を紹介されました。
正治元年(1199)梶原氏、建仁3年(1203)比企氏、元久2年(1205)畠山氏、建保元年(1213)和田義盛、承久元年(1219)実朝(裏に北条氏)、承久3年(1221)後鳥羽上皇など(承久の乱)、宝治元年(1247)三浦氏、弘安3年(1285)安達氏、永仁元年(1293)平 頼綱等々が潰えていきました。
この折々に、北条氏は味方をする御家人たちと共にあり、一方潰える方は孤独な戦いを強いられており、北条氏のそのような策略・戦法がなぜ可能だったのかという問題に大きな興味を引かれると、講師の山本さんは語っておられました。

続いて、小田原北条氏について源 邦章さんのお話。

備中国(現 岡山県)出身の伊勢宗瑞(いせそうずい)は、山城(京都)、駿河(静岡県)、伊豆(静岡県)を経た後に、小田原を本拠にして相模国と伊豆国を領する戦国大名となりました。
二代氏綱、三代氏康と代数を重ねるごとに関東に領地を拡張し、四代氏政、五代氏直時代には上野国(群馬県)、下野国(栃木県)まで勢力を伸ばしましたが、天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原攻めに、氏政は自刃し、氏直は高野山へ追放となり、小田原北条氏は潰えました。
源流の小田原北条五代記を語って下さいました。

8月の郷土歴史民俗勉強会
8月21日(火)
「伊勢参り」 お話は平野文明会員
長く続いた伊勢信仰の話も、伊勢参りで終了します。
場所 茅ヶ崎福祉会館集会室6
時間 10時~12時
資料代など 会員200円 会員外300円

(photo・report 平野会員)