茅ヶ崎の南西部(主に柳島・相模川の河口付近)で見かけた野鳥たちをアイウエオ順に紹介しています。生態の説明文の一部は『ぱっと見分け観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社刊)から引用しました。 【杉山 全】
ツバメたちの相談
ツバメは日本より南の暖かい国で冬を越します。
3月頃渡って来て、卵を産み、子育てしてまた南の国に帰ります。
巣作り、産卵は市街地から里山までの、人家、商店、ビルの軒下などに、土に草を混ぜてお椀形の巣をつくって繁殖します。カラスなどから護るためと言われています。
昔は、軒下や人家の中に巣をかけると縁起がいいと、喜ばれました。今の住宅はツバメが入り込める隙間はありません。また、巣の下を汚すので嫌う人も多いようです。
早朝ウォーキングの途中などで、田んぼの上を集団で飛び回っている姿を良く見かけます。稲を荒らす害虫を食べている、ツバメは益鳥だよとも言われ大切にされていました。
尾羽が長く先が二つにわかれているので、男性が正装のときに着る、先が二つに分かれた洋服を燕尾服(えんびふく)といいます。
巣作りにはげむツバメたち
巣立ちした子どもたちは親鳥と分かれて、集団生活に入ります。
それから南の国に帰っていきます。
photo 杉山会員
report 平野会員
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